将来にわたって平穏無事であるとは言い切れません
日常の私たちの生活は、将来にわたって平穏無事であるとは言い切れませんし、突然の災害や事故、病気などで一家の大黒柱である人が病気で働けなくなったり、死亡したりしてしまう可能性もあります。
このような時に必ず生じる経済的な危機をカバーしてくれるものが生命保険で、生命保険に入らず、万が一の備えとして貯金を蓄えておくという方法もありますが、その万が一の事態が起こってしまった時に必要な金額まで達していなかったら意味がありません。
生命保険はもともと相互扶助制度として始まりましたが、相互扶助制度とは多くの人が金銭を出し合い、その中の誰かが病気や事故なので金銭的な危機に直面した時に共同の資金から必要なお金を給付するというものです。
万が一の事態が起こってしまった時、保険に入っていなかったり、入っていても保険金が不足していたりすると役に立ちませんので、様々な種類の保険に加入していれば安心ですが、保険料が非常に高価なものとなってしまうため大変です。
生命保険は住宅に次ぐ大きな買い物であると言われていますし、月々の保険料を将来にわたって何十年も払い続けることを考えますと、保険料の合計は相当な金額になるはずです。
生命保険の正しい知識を得て、将来設計に見合った保険を選ぶ必要があるようです。
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数多くある生命保険のうち、一番よく普及しているものは「定期付き終身保険」と呼ばれる生命保険で、一番よく普及している割に誤解も多い生命保険であるとも言われています。
定期付き終身保険とは、主契約となる終身保険に特約として定期保険を上乗せして大型の保障をしようとするもので、子供が小さいうちなどの一定期間の死亡保障を定期保険で大型のものとし、子供が独立した後は主契約の終身保険で死亡保障を確保しようとするものですが、ここで注意しなければならないのは、ここで言う「定期」とは「定期貯金」の「定期」と同じ意味ではない、ということです。
定期保険の保険期間中に死亡すると、終身保険と定期保険の2つの保険から保険金が支払われることになりますが、保険期間が過ぎると終身保険分しか保険金は出ません。
多くの人がこの部分をよく理解せずに「定期付き終身保険」に加入しているようです。
30倍型の保険金が3000万円となる「定期付き終身保険」に入ったとしますと、この時、主契約となる終身保険は100万円で、残りの2900万円は定期保険となります。
定期保険が有効となるのは保険料払い込み満了時となりますので、保険料が払い込み終わると同時に補償額が30分の1になってしまうのです。
3000万円の保険に入ったつもりでも、実は100万円だったというのでは後悔することになりますし、大型保障といっても、保障してくれる期間は限られており、そのような意味で「定期」保険と呼ばれ、大型保障は一生涯続かないのです。
生命保険の主契約について、保障の足りない部分を補うものとして特約というものがあり、保障を厚くしたり、保障の幅を広げたりする際には有効な方法で自分のライフスタイルに合った保険を作ることが可能となります。
特約は比較的安い保険料で入ることができることが特徴のひとつとして挙げられ、主契約の保険に割増料金を払う程度で加入できるのですが、特約はあくまでも主契約の生命保険を補うものであるため、いくつかの注意点があります。
まず、主契約の保険終了後に特約だけを継続して続けられないということがあり、主契約の保険期間が終了してしまいますと、特約も自動的に終了してしまいます。
例えば、60歳までの定期保険に医療保険を特約として付けたタイプの保険では、60歳になると医療保険も終了してしまうのと、単体の保険として保障を買う場合よりも保障の上限が低い場合もありますので注意が必要ですし、特約の多くが掛け捨ての保険であるということです。
医療保険のような途中でなくなると困ってしまうタイプの保険を特約として選びたい場合、定期保険に医療特約を付加することは避けたほうがよさそうですが、終身保険に医療特約を付加して、特約期間が終身まで更新できるようにしておくといいと思います。
医療特約では保障内容が不安であるならば、特約ではなく保障内容が充実している単体の医療保険に入るのはどうでしょう。
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